マルタ共和国

南に位置している南ヨーロッパの共和制国家で、イギリス連邦と欧州連合の加盟国です。首都はバレッタで、地中海に浮かぶ島国であり、いわゆるミニ国家のひとつです。公用語は、マルタ語と英語があり、イタリアが近いためイタリア語も通用します。カルタゴ、共和政ローマ時代に既に地中海貿易で繁栄し、その後一時イスラム帝国の支配に入ったこともあり、それに抵抗して戦ったマルタ騎士団がこの土地の名前を有名にしました。

小型犬のマルチーズの発祥の地であり、マルチーズの名はマルタに由来しています。 正式名称はマルタ語で「Repubblika ta' Malta」、通称「Malta」といい、英語では「Republic of Malta （リパブリック・オブ・モールタ）」、日本語の表記はマルタ共和国、通称マルタ。

マルタ政府の発行するiGamingのライセンスの取得は世界で最も厳しい故に、世界で最も信頼のできるライセンスと言われてとても人気があります。政府機関がサーバー、資金、ゲームを徹底的に審査、監視しているので、非常に信頼度が高いです。他のライセンス発行国/地域との最大の違いは、マルタがEU加盟国であり、ユーロ通貨導入国であることです。EU圏内の自由貿易や制度によって、マルタ政府発行のライセンスは同時にEUが認める信頼のあるライセンスでもあります。

マルタ共和国は、新石器時代から人間が生活していたといわれ、紀元前1000年頃、現在のレバノン一帯が起源とされています。フェニキア人が渡ってきて支配者となり、紀元前400年頃、カルタゴの支配を受け、その後ローマに支配されます。その頃から既に地中海貿易で繁栄しますが、870年にアラブ人の侵攻を受け、1127年にノルマン人が占拠するまでイスラム帝国の支配下にありました。

その後、1479年にスペインの支配下に置かれ、1530年には、1522年にロドス島を追われた聖ヨハネ騎士団（後のマルタ騎士団）の所領とります。1565年にマルタ包囲戦があるが、マルタ騎士団はオスマン帝国を約4ヶ月で撃退。首都バレッタは、この時のマルタ騎士団の団長ジャン・ド・ヴァレットの名前に因んでいます。

エジプト遠征途上のナポレオン・ボナパルトによって占領されるが、その没落後はイギリス支配下になります。戦後、反英抵抗運動、独立闘争で後の第三代大統領となるアガサ・バーバラらが活躍し、1964年、英連邦王国マルタ国としてイギリスから独立、さらに1974年12月13日には、イギリス連邦内のマルタ共和国となりました。

マルタは地中海の中央部、シチリア島の南約93kmに位置し、主要な島はマルタ島とゴゾ島コミノ島の三つで、海岸線が変化に富むため、良港が多くなっています。地形は、低い丘陵や台地が多いです。気候は地中海性気候のため、温暖で雨が多い冬季と暑く乾燥した夏季があります。

ルソーの著作『エミール』の中では、「必要とあらばアイスランドの氷の中であろうと、マルタ島の焼けただれる岩壁の上であろうと、生き抜くことを彼に教えなければならない」とマルタについての言及があり、近代初めのヨーロッパの人々にとっては、この地がいかに過酷な生活環境とみなされていたかがうかがえます。

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